2019.6.27更新終了しました。
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子供から大人に

朝、目が覚めたときの暖かさで季節が進んだことを感じます。

今日の生暖かさは、なぜだか母方の祖母の家を思い出させました。

 

何度か書いているのですが、私は過去に一度だけ本格的な占いに行ったことがあります。

関連:悩み相談しますか?それとも、される側ですか?

 

妙な場所(本当に妙な場所にある)にちいさな”館”を構えていて、占ってくれるのは若い女性です。

このときは重大な悩みごとがあって、友達がいない私は誰に相談することもできず、仮に相談したところでどうにもなりませんし、でも誰かに話したくて選んだのが占いでした。

 

もう何年も前のことで会話を一字一句覚えてはいないのですが、占いも進んだころ、「子供のときのあなたと今のあなたは別人」というようなことをポツリと言われました。

私は強く思い当たるところがあり「どちらが本当の私ですか?」と、答えはわかっているのに聞き返しました。

 

子供のころの私は今よりもずっと引っ込み思案で、まともに話せるのは母だけ。

単身赴任から年に数日だけ帰る父はもちろんのこと、同じ家に暮らす祖父母(父方)に対してもよそよそしい態度をとってしまうことがしばしば。

中でも私が気にしていたのは母方の祖母で、とても好きなのにうまく話せないことを会いに行くたび悔やみました。

 

中学に進んでもまだこの傾向はありましたが、高校生になったころから少しずつ変わりはじめました。

私が変わったのではありません。

私は引っ込み思案で臆病で、母のうしろに隠れている子供のままです。

ただ少しずつ、「外」でのふるまい方や顔の作り方を覚えました。

 

もっとも気にしていた母方の祖母に対しても、それまではほとんど話さなかったのに、「おばあちゃん、これおいしいね」「おばあちゃん、あれ借りてもいい?」と自分から積極的に話しかけるように。

 

祖母と母が話し込んでひとりになると、静かな部屋に行って考えます。

本当にこれで良いのだろうか。

これまでのようにうまく話せず、気持ちのひとつも伝えられない自分ではいたくない。

でも外の顔を祖母に向けることは、祖母を大切に思っての行動といえるのだろうか。

 

かといって、いつまでも母のうしろに隠れている子供のままではいられません。

自分の足で歩くためには、大人の真似をする必要がありました。

 

そうこうしながら時を重ねるうちに、「外」が自分の標準ともいえるように。

それでも世間の標準に比べれば口下手で人付き合いも不器用ですが、子供のころとは別人だと常に感じていました。

 

だから仕事がうまく行った日も、自分からアプローチして恋人ができた日も、うれしいのに素直に喜ぶことができません。

外に見えているのは別人格で、私ではないから…と。

 

でもこれって、考えてみれば当たり前のことだと思います。

子供のまま体だけ大人になった人間なんてひとりもいなくて、成長にともない中身も変わっていくものですよね。

だから、「両方自分」でよいのでは。

 

占い師さんの答えは「今が本当」。

これには占いらしい解説があったと思いましたが、とにかく引っ込み思案だった子供時代に囚われる必要はないよと。

 

占いがよい体験として記憶されているのは、占いの結果よりも(結果は正直イマイチ覚えていない)、こういう話をうまれてはじめて人に聞いてもらえたのが嬉しかったからです。

それをそのまま伝えたら、占い師さんはにこやかにうなずいてくれました。

 

突然よく話しかけてくるようになった孫をみて、祖母はなにを思ったのでしょう。

「あさがおも、もう大人だね」

そう言われたことを静かに思い出します。

 

コメント

  1. ジュン より:

    占いお相談も似ているもので
    不安や悩みを聞いて貰った段階で
    ある程度満足してしまう。

    大人って何を持って大人なんだろうか?

    無邪気に自分のやりたい事に
    まっすぐな子供の方が大人に感じる時もある。

    身体の成長以外に
    子供と大人を区別する
    明確な尺度は何か…

    本当の自分と本当ではない自分

    大人はきっとわかっているんだろうな…

  2. makoto♪ より:

    占い…過去に一度だけ行ったことあります。
    どんな事言われたか全然覚えてないけど…

    スピリチュアル的なことはわりと好きなのであなたの今月の運勢とかYoutubeとかで見てますよ(笑)

    自分も子供の頃からどちらかと控え目な子供でしたね。
    だけど友達作るのは早かったです。

    友達…あっ 今は居ないかも(汗)
    大人になって知り合いは増えても友達はできませんね(笑)

    休みも明日までか…現実に引き戻される。

  3. D より:

    ちゃんと成長したってことですよノ”

    それにしても天気に祟られたGWですね~ この時期に雷って早すぎでしょ=3

  4. 風のジハード より:

    俺はカウンセリング的な知識はないので、あくまで俺の所感です。

    「今の自分が、本当の自分」

    だとすると、過去の自分を否定してしまうような気がします。
    過去という糧を背負い込み、心に鍵をかけたまま生きていくことになります。

    あさがおさんが言うように「両方自分」だと認めてあげることが大切だと思います。

    大人になって できるようになった事も、子供の頃できなかった事も「全部、自分」

    あさがおさんがブログで書いている、子供時代、社会人の生活、そして性癖の話まで、否定的なコメをする人も多いかもしれません。でも、ここに集まるあさがおファンは誰も否定していないです。にも関わらず自分で否定する所にコンプレックスがあり、またそのコンプレックスが取り払われる治癒方法があるのだと思います。

    実はこれ、全部 俺自身に言っているんですよね。この空間で あさがおさんが俺のコメや発言を認めてくれている事が、俺の中のコンプレックスやトラウマを少しづつ緩和してくれているような気がしています。

    本当に近頃の事ですが、自分でも信じられないようなチャレンジを少し始めています。それも、このブログに出会ったおかげだと確信しています。出会っていなければ、トラウマに捕らわれた何も克服できない自分のままであったと思います。

  5. Gin より:

    とても分かるなあ。。

    お祖母様ともっと話したいと思った自分も、大人の真似をする必要があると思った自分も、今の自分も、みんな自分。

    そういうのを全てひっくるめた今の自分が自分と言えたら素敵ことだよね。

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