2019.6.27更新終了しました。
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絶望的カビ

梅雨時が近くなると(気が早いですが)毎年思い出すことがあります。

大学進学と同時にひとり暮らしをはじめたとき、生活に必要な身のまわりのものはなるべく買わず、実家内にあるもので間に合わせました。

関連:ひとり暮らし初夜

使っていないお鍋や毛布をもらって、あとは実家の自分の部屋で使っていたものを持って引っ越し。

新しく買い足したのは、通学用の革のバッグくらいのものです。

 

隠れた買い物好きである母には「もっと買えば?」と勧められましたが、実家は物があまっている家でしたし、私ひとりが小さな部屋で暮らすために必要なものは十分揃ってしまいました。

関連:節約志向

 

実家から持ってきたものの中に、「テレビデオ」がありました。

薄型テレビが主流となった今では想像もできない、ごろんとしたビデオデッキ付のテレビです。(説明するまでもありませんが)

 

元は祖父母宅にあったもので、私が自分の部屋を与えられた小学校低学年のころから自室に置かれていたものです。

テレビをみる習慣のない私は滅多に使うことがありませんでしたが、父の部屋をこっそり探って意味深なビデオテープを発掘したときには大活躍してくれました。(海外の無修正だった)

 

実家に置いても誰も使わないだろうと思い持ってきて、

  • ベランダに近い部屋のすみに
  • 段ボールを敷いた上にちいさなカラーボックス(一段)を乗せて

テレビを置きました。

床はフローリングではなく、もともとカーペットが敷きつめてあります。

 

賃貸物件にはじめて住むので、部屋に傷をつけないようにとても神経質になっていました。

カーペットの上にカラーボックスを直接置いて、しかもテレビなんて重いものを乗せたら、カーペットがへこんでしまうのでは?

そう思って、カラーボックスの下には段ボールを敷きました。

 

大学にも慣れてきた梅雨時、突然ザワザワッとしたんです。

なぜ気がついたのか未だにわからないのですが、チラッと見えたのかもしれません。

おそるおそる、テレビデオが乗っている白いカラーボックスの裏をのぞき込むと…

 

びっしりとカビ。

モサッと。

これまでの人生では見たことがない、絶望的な光景。

 

いくら絶望したところで、この部屋に暮らすのは自分だけです。

自力でなんとかするしかありません。

半べそで悲鳴をあげながらテレビをおろし、カラーボックスをそーっとお風呂場に運んで、死に物狂いでカビをはらってきれいにしました。

 

原因はあきらかに段ボールで、湿気や結露を吸ってしっとり。

すこし考えればわかることなのに、私は一体なにをやっているんだろう…と頭を抱えたのでした。

 

それ以前の私なら、母に泣きついてなんとかしてもらったかもしれません。

「起こったことは自力でなんとかするしかない」と思い知った出来事です。

 

コメント

  1. D より:

    おい!父・・・

  2. 芋羊羮 より:

    お風呂場、洗面所、風通しの悪い
    部屋の隅…黒い点々に白い綿毛…
    梅雨って…

    この頃、育ててる植物の花が咲きます
    1年に1回だけ…
    (上手に育てれば2回咲くみたいです)

    夕方から、つぼみを、ゆっくり開き
    夜に、満開になります。

    月下美人と言う名前の植物です。
    朝顔でなくて、ごめんなさいm(__)m

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