2019.6.27更新終了しました。
ご愛読ありがとうございました。

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タオルハンガーにひじ

小学校も高学年のころだったと思いますが、朝学校に行く前、タオルハンガーにひじを挟んだことがありました。

タオルハンガーはこういうタイプです。

 

タオルをかける上の部分にひじを乗せて押し込んだら、すぽっと入って抜けなくなってしまったんです。

場所はキッチンの隅。

すこし離れた場所には母がいます。

 

そもそもなぜそんなことをしたのかといえば、「ギリギリ入りそうだったので入れてみたくなったから」。

タオルハンガーにひじを差し込むのに、深い理由などあるはずもありません。

 

最初は、頑張れば抜けると思いました。

いたずらで指になにかをはめて、抜けなくなって焦ったことがあると思います。

でも大抵、なんだかんだで抜けますよね。

そんな感じで、ひじも抜けるはず。

 

ところが、ちっとも抜けません。

ひじのゴツゴツした骨はタオルハンガーの幅よりも太く感じられて、押し込んで入れることはできても、引っ張って抜ける気はまったくしませんでした。

体勢は中腰で前かがみ。(腕相撲をするときのような感じ)

”まずいことになった感”が押し寄せます。

 

どうにか自分で解決したかったのですが、学校に行く時間も迫ってきてお手上げ…

母を呼びました。

 

第一声は、「なにしてるの?」。

私は必死に状況を説明するのですが、母はパニック。

「なんでこんなことしたの!?」

「抜けないよ!?どうするの!」

「どうしていつも変なことばっかりするの!?」

「おじいちゃん呼ぶ!?」(呼んでどうするのか)

 

タオルハンガーはねじで止まっていたので、「これ(ねじ)を外してほしい」と言うと、母は大きなため息をついてドライバーを取りに。

ひじが解放されたとき、ホッとしたというよりも素直に情けなくて、疲れ切った母と顔を見合わせて沈黙。

「ごめんなさい」と謝ると、「もうやめてよね」と母。

 

何事もなかったかのように学校へ向かい、自分の席について思うのは、当然今朝の一件。

私はついさっきまでタオルハンガーにひじを挟んでいて、母に助けてもらって。

そんなことがあったなんて、このクラスの誰も知りません。

もちろん私も、今朝自分の身になにが起こったのかを人に話そうとは思いませんでした。(恥ずかしいからではなく)

 

自分の身になにが起ころうとも他人はそれを知らないのだと、当たり前のことを実感。

ということは、他の子たちも私が知らない時間を過ごしている…

 

馬鹿げた行動の末に、「人の見えない部分」に思いを馳せたのでした。

 

コメント

  1. D より:

    ウン。 ヘンなコだ☆ (ヤリタイ気持ちは非常にワカリマス^^)
    そのあとの、人の知らない自分の行動やらに思いを馳せる小学生。 並ではないなノ”

  2. みっしぇる より:

    中国で良く有る、子供が穴に突っ込んで出れなくなるニュースを思い出しましたね。

  3. Kenny より:

    幼稚園の頃、節分の豆まきでふざけて豆を鼻に詰めて飛ばしていたら、鼻から豆が取れなくなってしまい、恥ずかしさからその事を誰にも言えず、一生この豆と過ごすのかと絶望的な気持ちになった事を思い出しました。

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