2019.6.27更新終了しました。
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20歳の自分

もうそろそろ、関東も梅雨入りでしょうか。

梅雨が明けてやってくる夏を思い、さらにその先にある秋を待ち遠しく思います。

こんな風に先のことばかり考えていると、あっという間に一年が過ぎてしまうのですが…

 

誰もがそうだと思いますが、子供のころは大人になった自分が想像できませんでした。

小さかった私は体が丈夫ではなく、自分でもそれについて不安を抱いていたのか、同じ家に暮らす祖母に「20歳を迎えられる気がしない」とこぼしたことがあります。

 

なぜそんなところでそんな話をしていたのか、ふたりして家の階段に腰かけていて。

祖母が一段下に座っていて、私は祖母の顔を見ないまま言いました。

 

すると祖母が振り返って、「どうして?」と。

母と祖母はあまり仲が良くなかったので、母の味方でいたい私が祖母に対して素直な言葉を向けるのは珍しいことでした。

関連:四角を編む

 

具合が悪いことが多いし、この前も学校を休んだし…とぽつりぽつり言うと、「おばあちゃんもよく病院に通っているけれど、60歳になったよ」。(当時の祖母は60歳くらいだったと思う)

たしかに祖母はよく病院に通っていて、たしかに60歳です。

 

うん…そうか…そうだよね…と、その通りなのですがどこか違うような気もしつつ、でも祖母の言っていることは事実で、じゃあ今子供として存在する私も60歳まで生きるのか?いや、そういうことではない…

と静かに混乱したのでした。(意味がわからないかも)

 

職場の後輩は、20歳を迎えたときにとてもガッカリしたのだそうです。

理由を聞くと、「何者でもなくなるじゃないですか」。

19歳のときは何者だったの?と聞けば、「女子大生」。

おかしくて笑ってしまいましたが、言いたいことはわかります。

 

彼女いわく、「女子高生」「女子大生」にはそれだけで価値がある。

それでいけば「OL」「会社員」にも価値があるのでは?と思いましたが、それではダメなのだそうです。

なるほど…

 

大学生時代はとても忙しかったので、実際に20歳を迎えるときには年齢などまるでどうでも良く、自分の誕生日すら忘れているほどでした。

この傾向はそれほど忙しくない今でも続いていて、私は自分の年齢や誕生日に関心がありません。

ただ階段に腰かけて祖母と話した日のことは妙に印象深くて、何気なくあの雰囲気を思い出している自分に気付く瞬間は多いです。

 

それを確かめる術はありませんが、記憶力が良い祖母もあのちょっとした会話を長年にわたって覚えていたのかもしれない…と思っています。

記憶はそれぞれの中で違うかたちをしているはずですが、好きな人と同じ時間の記憶を持っているとしたら、それはとても幸せなことですよね。

関連:祖母の記憶力

 

コメント

  1. 風のジハード より:

    > 記憶力のよい祖母も、同じ記憶を長年に渡って持っていたかもしれない・・って考える、あさがおさんの感性が新鮮でした。
    俺はあまり そんな風に考えたことは無かったな。

    大学時代のある1年を振り返ると、当時の彼女が 授業中に隣に座ってる姿はもちろん、夏 仲間と車で海に行ったり、飲み会やコンパ、ただ放課後に何らかのグループで集まって話しをするだけでも、どの記憶にも その笑顔が必ずある時期があります。
    同じように、俺も想い出してもらっているのだろうか。うむむ・・

    ネット空間ではリアルほどには、記憶があいまいになってしまいますね。
    オンラインゲームで、かつて仲良しだった仲間も、リアルほどには鮮明ではない。
    現実の映像記憶が伴わないからでしょうか。

    だとすれば、あさがおさんの記憶は俺にとって どうなんだろうって考えてしまいました。
    あさがおさんはリアルに存在するかもしれませんが、俺にとってはパソコンの中にすぎません。時が経つほど あいまいになって行くかもしれません。

    でも解決策はあります!
    ・・・モザイク消し忘れで 鮮明な映像を 俺に残すべきです(ここポイント)

  2. だいすけ より:

    お祖母様は 年と取られて病院によく通われて 60の現在(当時)があり 一方で幼少時より体調不良が重なると 二十歳の声を聞く前に力尽きてしまうのでは?という お祖母様の優しい言葉を信じたい けどやはりズレも感じる そういった事でしょうか
    後輩の方のお話 いわゆるJK JDブランドがなくなるという事に対する喪失感なのでしょうか
    自分もあさがおさんと同じ OLブランドというものがあってもよさそうと感じます
    何といっても学生時と違って生産性が格段に上がるのですから ブランドとしても偏差的に上がるというのは ちょっとズレた自分の視点かもしれませんね

    • 風のジハード より:

      だいすけさん、こんにちわ。
      最近、コメ欄とかで非常に実直な意見を記載されているので 返信させて頂きました。

      ズレてないと思いますよ。OLブランドの意見、普通はそう考えると思います。

      俺自身を振り返ると、社会人になると責任や常識を求められますから、
      学生時代みたいに自由奔放で 多少いい加減なことをしても許されるポジションでは無くなる事への不満(言い方を変えれば甘え)はありました。

      あくまで俺の場合ですが、世間一般と同じ常識人になることへの抵抗はありました。

  3. 雲水 より:

    「好きな人と同じ時間の記憶」って素敵ですね。

  4. てつてつ より:

    記憶力が良かなくて物忘れが激しい自分は、大事なコトは忘れちゃうんですが、どーでもいいコトは無駄に覚えてます( ̄▽ ̄;)

  5. 芋羊羮 より:

    あさがおさん、
    ありがとうございます

    いつも、このブログのお陰で、
    忘れていた記憶を思い出せています。
    歳をとる度に曖昧になって
    自分の都合のいいように書き換えて
    しまう、いい加減な記憶ですが(^ω^)

    20歳の自分

    小学生の頃、航空自衛隊の
    ブルーインパルスのパイロットに
    なりたいと思っていました。
    実際は…

    20歳の頃

    変態・秀才・あんぽんたん(アホ)
    こんな呼ばれ方をされてましたね。
    (悪意はなく、愛称みたいな感じて)

    きっかけの一つが 「成人式」です。

    普通に参加しても面白くない…
    何か目立つ方法…

    ブランドスーツ…金がない。
    女装して…会場に入れてもらえない。

    何気なく見ていたテレビ番組に…

    「これ!これで行こう‼」

    あちこち探しまくって
    友人と3人で行きました。
    会場ではバイトのスタッフに
    間違えられました。
    「お出迎え」「お見送り」を
    させられました。

    僕達が着ていたのは、
    某教育テレビのキャラクターの
    着ぐるみで、僕は、じゃ○○丸。

    ウケてたけど…軽い迷惑
    本当のスタッフさんに
    怒られました。

    その頃の合言葉?
    後で✉で謝るわ(笑)

    今、ここで謝れ!って
    ツッコミ入れて下さい。

  6. さとぴょん より:

    20~30歳の時…先のこと考えたこともない。その日の事しか考えてなかった。40歳代なると、少し考えるように(自分の最期)。父親、親戚、知人、職場の先輩等が若くして旅立っていくのを目にするようになって、俺もあと何年かであの歳になるんだなぁ。果たして、(そのときの歳)今みたいに元気でいるのだろうか?
    50歳なると切実…父が68歳で逝ったから18年後の自分想像する日が多くなった。この歳なると体にも少しガタ出始める(あまり体強い方じゃないから)
    今春観た桜、来年も観られます様にと思うこともある。

    祖母との会話印象深く残るのは、お母さんの味方ではいるけど、おばあちゃんのことも好きだったから印象深く思い出すのでは…。

    好きな人と同じ時間の記憶を持っている…素敵ですネ。この先、そういう人と出会えたらいいですね。

            おやすみ😌🌃💤

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