2019.6.27更新終了しました。
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海は好き…?

海が好きかと聞かれたら、きっと返事に困ります。

たぶん、好きではあると思います。静かな海なら…

 

真夏の海水浴とかそういうものは、きっととても苦手です。

海のようにせっかく広いものに、ぎゅうぎゅうに詰まるのは不自然なことだと感じます。

 

海で泳いだことはありません。

私はたぶん、海では泳げないと思います。

プールのように、線が引いてある場所でなければきっと…

どの方向に泳いでもよいということは、ある日突然宇宙に放り出されるのと似ているような気がします。

 

海が見える場所には、縁があったのだと思います。

特に子供のころは、暗い夜の街に響く波の音を聞いたことが何度もありました。

 

親戚の家であるそこを私は「オーシャンビュー」と呼んでいて、台所から見える景色が好きでした。

見えるのは明るい海ではなく”本気の海”なので、暗くて強くて怖いです。

 

オーシャンビューと呼んでいる割に、景色がよいわけではありません。

ただ、朝早く起きて台所に突っ立っていると、木々のすき間から見える海と昇る太陽が眩しくて、なにかを思い出しそうな…なにもかも無駄であるかのような…不思議な気持ちになったものでした。

 

その家に泊まって夜中に目が覚めると、目が覚めたことを心底後悔しました。

海の音が止まないことが恐ろしくて、かといって横に長いその家で他に行く場所などなくて、与えられた客間でじっと目を閉じているしかない時間が苦痛でした。

 

海の思い出、ありますか?

子供のころに泳いだとか、デートで行ったとか、毎年海水浴に行くとか…

 

オーシャンビューがそびえたつ海辺の街では、海は信仰の対象のようでした。(「信仰」という言い方は適切でないのかも)

誰もはっきりそうとは言わないのですが、「海から来て、海に帰る」がその街で起こることすべてのベースになっているように感じられました。

 

私は男性のことを「憧れであり怖いもの」と言っていますが、海も似ています。

憧れであり、怖い。

 

ただ、ジュディ・オングは言っていますよね。

「女は海」だと…

 

コメント

  1. ルネ より:

    こんにちは。
    海の見える町ならぬ海の見える家、良いですね! ただ、夜の黒くて深い海は本当に怖いんでしょうね。夜に聞こえてくる波の音は、穏やかな落ち着きではなく暗い恐れをもたらす……そんなイメージです。っていうか、記事中にそう書いてありますが。
    ぼくは海というと夏に遊びにいくイメージですが、子どもの頃はアトピー性皮膚炎がひどくて、傷口にしみて入れませんでした。そういう意味で、海は今も肉体的な恐怖を感じる対象です。さわるとあの痛みがやって来る……!というような。

  2. EG速瀬 より:

    海は「母なる海」とも言いますからねぇ。
    最近は海に行くのは初日の出を見に行く時ぐらいになってしまいました。人のいない静かな海はボーッと眺めてると気持ちが落ち着くので好きです。

  3. Gin より:

    そう、女性は憧れであり怖い

    「魅せられて」のような女性に魅せられてしまうと、男は翻弄される小舟でしかない
    la mer 全ての生命の源
    憧れであり怖い存在

  4. ひゃ〜 より:

    27歳の夏、男4人で近所の浜にジェットスキーをしに行きました。
    誰もいなくて閑散としてて、途中で買ったコンビニ弁当を折り畳み式のテーブルでもしゃもしゃ食べてたら、17歳の女の子が二人ビキニにTシャツビーチサンダルで現れて、僕は産まれて最初で最後のナンパをしました。弁当と割り箸を持ったまま、「良かったら一緒に遊ばない?」「うん」あっけなくOKされて水着の透けてる女子高生と食べかけのコンビニ弁当をもぐもぐしながらテーブルを囲んだあの夏の奇跡は今も良い思い出です。

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