2019.6.27更新終了しました。
ご愛読ありがとうございました。

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裏の顔が欲しい

人はギャップに弱いですよね。

私もギャップに弱いです。

 

人のギャップを見て心が揺さぶられるたびに私自身もギャップのある人間になりたいと願い、子供のころからギャップ作りにトライしてきました。

 

これまでに最も力を入れたのは、「裏の顔がある」というギャップ作りです。

はじめたのは随分古く、小学生の頃でしょうか。

 

学校ではごく普通。(むしろ地味)

でも裏では、荒くれ者のワル。

普段は隠しているけれど、ふとした瞬間にワルの本性(?)が出てしまう…

 

たとえば、ブラウスの下に赤いTシャツを着る。

なにかの拍子に赤が覗いて、「この子、まさか…(本当はワルなの!?)」と思われる。

 

たとえば、ロングスカートをはく。(買ってもらった)

あまりにも自然にはきこなすその姿に、「うそ…(本当はスケバンなの!?)」と思われる。

 

こうして書き出すとくだらないのですが、至って真剣に取り組んでいました。

 

高校生になると、憧れの対象はワルから「わけあり」に。

実際の私には”わけ”などひとつもなく、ごくごく普通の真面目でおとなしい生徒でした。

 

実は、夜な夜な街をさまよい歩いては男性と寝て、お金を得ている…という設定。

髪の毛を染める度胸はないので、上手に使うと金色のメッシュを入れているように見えるヘアアクセアリー(ピンに金髪が付いている)を用意して。

 

放課後、駅ビルのお手洗いで偽メッシュを装着したら、特に用事もないのに駅前に立つんです。

「〇万円でどう?」と話しかけられるのを待っている…(実際は待っていない)

 

いいけど、先にちょうだい。

「チッ、仕方ねえな。ほら」

お札の枚数を確認してお財布にしまったら、無表情のまま肩を抱かれてホテル街に消えていく。

 

しかも、そのやり取りを同じ学校の誰かに見られていた。

「昨日、〇組のあさがおさんがね…」

「え~、そんな風に見えないよね…」

という妄想までがセットです。

 

5分くらい立ったら再びお手洗いに戻って偽メッシュをはずし、普通に電車に乗って家に帰るのですが、当時の私にとってはすごくドキドキする遊びでした。

 

ドキドキしすぎて長く立っていられなかったんですよね。

そそくさと帰ります。

 

自分はごく普通で、それはこの先も続いていく。

先のことはわからないものですが、当時はそういう確信があったように思います。

「実はワル」も「実はわけあり」も、平和な暮らしの中にいるから憧れることができたんですよね。

 

※Twitterでお知らせした「不適切な表現」について

この記事にはもともと”偽物のブランド品”という語句が含まれていました。

これについて、「偽ブランド品の購入、所持は違法であるから今すぐに記事を削除してほしい」という問い合わせを受けました。

私からは、

を伝えましたが、犯罪かどうかではなくて「記事中に誤解を招くような不適切な語句を使用していること」への指摘だと読み取り、一旦非公開にして私なりによく考えたあとにその部分を削除して、再度公開しました。

 

コメント

  1. ルネ より:

    こんにちは。
    最近だと、中二病と呼ばれるものですかね笑 ギャップというか、悪いことに憧れるというような。ぼくも中学生の頃はそういうのに憧れというか、負けたくないという気持ちを抱いていました(が、具体的に何をしていたわけではありません)。ぼくからすると、あさがおさんのされていたことさえもが、過ぎた冒険のように感じられます! そういう意味では、あさがおさんは流石に行動力がありますね。
    でも、悪い方は悪い方で、「普通」に憧れていたりもするんですよね。

    • あさがお あさがお より:

      ルネさん、こんにちは。
      >中二病と呼ばれるもの
      中二病の存在をはじめて知ったときに、心当たりがありすぎて恥ずかしくなりました。
      悪い=かっこいい
      なんですよね。
      少しでも悪くなりたい、悪そうに見せたくて必死で。
      変なところで妙な行動力を発揮するのは、実家にいたころよく母に怒られたものでした。
      たぶん、今も変わっていないですね。
      自分にないものだから欲しくなるのであって、憧れている世界がすべてではないと知っていたら、
      もっと広い視野でこの世を見渡せたのかもしれません。

  2. ゆき より:

    こんばんは、あさがおさん。

    今となっては微笑ましいエピソードですが、当時は真剣!よくわかります。
    赤いTシャツなど制服の下に派手目のものを着ていると怒られました、実際に。自分の学生のときはそうでした。
    それにしても、妙なところで行動力を発揮しますね。
    「駅前で金髪メッシュの娘がいたなら、その娘は売り」
    みたいな噂が本当にあったら、声かけられてますよ。昔のこととはいえヒヤヒヤします。

    たしかに、無用な誤解は避けた方が良いと思います。そのご指摘をされた方も、あさがおさんのことを心配してのことだったのでしょう。
    自分だったら気がつかなかったかもしれません。
    そのように注意してくださる方がいらっしゃるのは、あさがおさんにとってありがたいことですね。

    • あさがお あさがお より:

      ゆきさん、こんばんは。
      >赤いTシャツなど制服の下に派手目のものを着ていると怒られました
      私もそうでした。
      校則でというよりは先輩に呼び出される感じで。
      中学に上がって早々怖い女の先輩に目をつけられましたが、私は彼女に憧れていたので、
      呼び出されてじめじめ怒られるのも嬉しかったです。

      >そのご指摘をされた方も、あさがおさんのことを心配してのことだったのでしょう
      気にかけて指摘してくださる方がいるのはとてもありがたいことです。
      また今の段階でご指摘をいただいたことで、
      より一層慎重に言葉を選ぶ習慣を付けるのは長期的に見ても良いことだと思いました。
      「急いで消して」と言われたからといって急いで消すわけにはいきません、
      という意思表示をできたことも良かったです。

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