2019.6.27更新終了しました。
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変わりゆくもの

私はたぶん、なんだかんだで春が好きだと思います。

「寒い季節の方が好き…恋人と手を繋ぐことができるから」

なんて格好つけていますが(たしかmixiに投稿した)、春だって夏だって好きなんです。

 

私は人間関係に対する機転は壊滅的に利きませんが、クサいセリフを産み落とすのは得意です。(それが本心だから)

 

季節は、通り過ぎていくとわかりきっているものだから好きです。

変わらないもの、終わりが来ないものなんてこの世には存在しないと思いますが、あたかも”不変のまま永遠”のような雰囲気を醸し出しているものは多いように思います。

いつか終わってしまうのは決して悪いことではないと思いますが、私も含めた人間は変化に対して不安を抱くものですよね。

 

最初から変わると知っていれば良いです。

突然変わってひとり取り残されるのは怖い。

だから、季節の変化は好き。

 

一般的に女性に年齢の話をするのはタブーだと言われますが、私は自分が年を重ねていくことに安心感を覚えます。

「それはまだ若いからだよ」

という声が聞こえてきそうですが、その通りかもしれません。

 

男性も女性もアンチエイジングが叫ばれる現代、30代に見える50代美魔女?怖いでしょ…というのが私の言い分です。

50代は50代であって、それまで重ねてきた時間が魅せる自然な美しさがあるのではないでしょうか。

ただ自分の顔や体なので、人それぞれ好きなようにカスタムしたら良いと思います。

 

春といえば…という記事にしようと思ったのに、気付けは変化について書いている。

これも変化ですよね。

人から出る言葉も、出たあとの言葉が持つ意味も、また変わっていくものだと思います。

 

三月は変化の季節ですよね。

私にとってもそうです。

今の部屋に越してきたのも三月でしたし、最後にお付き合いしていた恋人と別れたのも三月でした。

 

いつかの年、3月31日に飲み屋さんに行ったんですね。

ひとりで。

なんとなく外でお酒を飲みたい気分だったので。

今は飲食店に行くこと自体珍しいですしお酒もほとんど飲まないのですが、そのときはそのお店が気に入っていて、たまに訪れてはカウンターの隅に座って過ごしました。

 

3月31日、一晩のうちにそのお店の扉を開けたお客は私だけ。

誰も来なかったんです。

 

あまりにも誰も来ないので帰りにくくなってしまって、いつもよりも長い時間、座り心地がイマイチの椅子を温めました。

 

春といえば春、でもまだ肌寒く。

それでも冬のコートはもう着ていられず、もう少しで四月を生きる自分にならなければいけない。

そんな夜です。

 

無口なマスターと無口な女が、目も合わせずにグラスだけを行ったり来たりさせています。

外からは賑やかな声が聞こえますが、今夜はもう、他のお客は来ないだろう。

 

この話、お店はバーを思い浮かべませんでしたか?

華奢な椅子があるカウンターの向こうには渋いマスターがいるような。

 

実は、昭和の歌謡曲が流れている居酒屋なんですよ。

椅子の座り心地が悪いのは、酔っ払ってフラついたお客さんが引っ掛かって壊したからです。

マスターが無口なのは、お客が来なくて機嫌が悪いから。

 

思い浮かべるイメージも”変わった”のではないでしょうか。

なんてね…

 

コメント

  1. ルネ より:

    こんにちは。
    若いうちは3月というとなにかしらの変わり目になる(クラス替えとか)と思いますが、大人になるとそれも減っていきそうですよね。数年単位での変化しか訪れない。みんなそういうことが怖くて、子どもを作ったりするのかもしれませんね。

  2. ゆき より:

    こんにちは、あさがおさん。

    今回は読ませる記事でしたね。面白かった!
    こんなにも振り回されるとは思いませんでしたが、これはこれで実に楽しいですよ。

    一見まとまりもなく、とりとめのないように見えますが、そのすべてが紛れもないあなた自身。
    色とりどりに咲き乱れる朝顔を見せてもらった、そんなイメージ。
    あなたのなかにある、いろんな色の花をもっともっと見せてもらいたいな。

    ・・・なんてね。

    そうだ、「クサいセリフ」
    これ、いつか特集して!

  3. 風のジハード より:

    あっやられた・・・」 (´Д`)💦

    普通、若い女の子が 親父臭の漂うような居酒屋に たった一人で行くとは思わないからなァ!

    確信犯でダマそうとするなんて、いけない娘だね! おしり ぺんぺん!
    イメージが変わったのは、ここに登場する居酒屋だけじゃなく、あさがおさんに思い浮かべるイメージもだよ。

    いや、変わってないな。あさがおさんの言葉選びのセンスやユーモアは前から感じてたから。

    「おとなしく目立たない」ってキャッチフレーズの方を変えるべきだな。
    ・・・いや、これも あさがおさんの策かな。そう言う女性に おじさんは弱いからな。

    ははは、どれもが あさがおさんだよね。どれも全部、受け入れればいいんだ。

  4. 雲水 より:

    行雲流水。

    すべては移り変わっていく。

    その移りゆく美しさを

    感じる記事ですね。

    とても素敵な3/31だと思います。

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